大前翔の最近の頭の中

またまた、考え事をしていたら無性にブログを書きたくなってしまった。

今回は僕が最近考えていることについて書こうと思います。

プロ選手になって今年で3年目、1年目はプロ生活という環境に慣れるのに必死で、日常生活余裕なんて1ミリもなかったのだが、最近はやっと生活にも慣れ、24時間何かしらの考え事をしている大前です。

西野亮廣『革命のファンファーレ』を読んだ。

最近の一番の衝撃といえばこれかな。

映画『えんとつまちのプペル』を見に行って、キンコン西野さんが絵本を書き始めた12年前から、映画化を狙っていたこととか、クラウドファンディングを成功させるために凝らした仕掛けとか、西野さんが今やりたいこと、考えていることとか、youtubeやネット上に転がっている情報をむさぼるように仕入れた。

それで、この本は読んで損はないと即決して、むろん衝撃を受けた。

もともと僕は本を読むタイプではないし、ましてやこういうたぐいの自己啓発本や、ビジネス本となるとアレルギーで蕁麻疹がでる人種だった。そんな僕がおすすめするんだから、買って損はないと思う。もちろん読む人の境遇によるけど。

目次「お金を稼ぐな。信用を稼げ。」

西野さんは、クラウドファンディングとオンラインサロンをうまく利用して、絵本『えんとつまちのプペル』を盛り上げた。

6257人から4637万3152円をあつめる、当時の歴代最高金額をたたき出したんだからあっぱれだ。

『クラウドファンディング』『オンラインサロン』どちらにも共通していることは、「認知」されることよりも「人気」であることの方が重要であるということだ。

人気だということは「信用がある」ということだが、認知されているだけでは信用があることにはならない。

西野さんはそこに目をつけ、「とにかく嘘をつかない」「嘘をつかないで済む環境を作った」。

詳しいことは本編を買って読んでもらえれば全てわかるけれども、僕はこれをプロロードレーサーに置き換えてみた。

「僕が発信している情報は、どれくらい信用されているだろうか?」
「僕という人間について、Twitterのフォロワーがどれくらい知っているだろうか?」と。

僕はロードバイクアカデミーというサイトの運営もやっているし、そこではできるだけ嘘偽りのない情報を発信するように心がけている。そして、医学生でもあるから、僕が発信している情報の信ぴょう性は、高く評価してもらえていると見積もっている。

しかし後者「僕の人間性」はどうだろうか?

僕が小さいころから水泳をやっていたこと、毎朝コーヒーを欠かさず飲むこと、現在投資の勉強をしていること、最近パーソナルトレーナーの資格を取ったこと。

このブログを読んでくれている読者は知っているだろうか?

知っているはずはなくて、SNSでも言っていなければ、家族や一部の友人にしか話していないのだから、皆さんは知る由もない。皆さんが僕のことを知らないのは、まぎれもなく僕のせいだ。

でも、いざ僕が事業を起こすときやクラウドファンディングをやるとき、オンラインサロンをやるとき、「どんな人間かもわからないやつ」に皆さんはきっとお金を出そうという気にはならない(クラウドファンディングは信用とお金の両替機である、とは西野さんの言葉だ)。それが「信用がない」ということだ。

そして、「知らない」ということと、「嫌い」ということは、抱く感情が非常に似ているらしい。だから、僕のことを知ってもらえていない人には、僕は嫌われていると思っていい。色んな人から好感を持たれるために、まずは「知ってもらう」ことが大切だ。

「信用」がある橋本英也選手

僕のブログを読んでくれるくらい自転車競技に精通した方なら、橋本英也選手を知っているだろう。

僕はおこがましくも「エイヤさん」と呼ばせてもらっているが、彼は「ファンサの鬼」である。

全日本オムニアムで圧巻優勝をかざり、客席のファンとハイタッチをし、いつもレース前でもサインや写真撮影に応じている姿は仲間内でも「エイヤさんは本当にマメだよね」という話になっている。

そんなエイヤさんがファンサによって獲得しているもの、それは「人気」であり「信用」である。

目次「ネタバレを恐れるな。人は「確認作業」でしか動かない。」

次に衝撃を受けた単元はこれかな。

西野さんは絵本『えんとつまちのプペル』を全編自分のブログで無料公開した。

4年半もかけ、手塩にかけて書いた渾身の作品を無料で公開した。

当然各関係者から悲鳴が上がったが、明確な考えがあってこれを行ったらしい。

『はらぺこあおむし』や『ぐりとぐら』は、ネタバレしているのに売れ続けている。ということは、絵本はネタバレしてからがスタートだ。

むしろネタバレする前に、書店で手に取ってもらえずに中を見てもらえない絵本こそが売れない絵本で、子供をもつお母さん層に買ってもらうためには、事前に中身を知って「これなら買って間違いはない」となってから書店に走ってもらった方が売れるだろう。

そう考えて、全編無料公開した。ただし、縦スクロールのみで。

このからくりを知りたい方は本で。。。

情報商材も「ネタバレしてからがスタート」

僕はいま、パーソナルトレーナーとしての活動をスタートさせた。

僕はトレーニングメソッドを勉強したけれども、そのトレーニングメソッドは基本的には、クライアントさんでなくてもだれにでも教えて良い、と思うようになった。

僕のトレーニングに対する考え方は日進月歩で、日々アップデートされていくから、今の僕の考えを無料で教えることくらい、なんてことはない。

それを見聞きして、「大前は今どんなことを考えているんだろう」と思ってくれたら、自然とクライアントさんはつくだろう。

情報商材もネタバレして良いと思う。それをひた隠しにしたがるのは、その商材に進歩がないからだ。

ずいぶん沢山語ってしまった…

ずいぶん沢山語ってしまった。

最近いろいろと考えることがあって、まずはさっき書いた「たくさんの人からの信用を得ること」を実践するためにも、滞っていたブログの更新を再開したいと思う。

そしてちょっとにおわせた通り、今僕はオンラインサロンの運営とクラウドファンディングに興味を持っている。

何のためにそれをやりたいかは、また別の機会に。

おやすみなさい。

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