コーヒー屋さんに刺激を受けた話

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僕は今、コーヒーにドはまりしている。

もともとコーヒーは日常的に飲んでいて、生活の中に特段意識せずともコーヒーは浸透していた。しかし、もともと趣味であったキャンプの際、テントで夜を明かして朝に淹れるコーヒーが特別おいしく感じることに気づき、もっとおいしいコーヒーを求めてコーヒー器具を買いあさるようになった。今では自分で生豆の状態から焙煎して、日の経っていない新鮮なコーヒーしか飲みたくないという、なんとも贅沢な舌を蓄えてしまった。

コーヒーにはまる過程で、自分で焙煎まで楽しめるようになったのには、youtubeで見かけたコーヒー屋の店主の影響が大きい。大阪市城東区で自家焙煎のコーヒー屋を営む、【いりたてハマコーヒー】さんのチャンネルだ。
このチャンネルでは、誰もが簡単に生豆の状態のコーヒー豆を焙煎できる方法として片手鍋で行う焙煎を詳しく紹介してくれていて、僕もこの方法をそっくりそのまま真似て焙煎を練習し、今では自分が飲む分には満足できる味のコーヒーを焙煎することができている。

しかし、なぜコーヒー屋さんが、焙煎を教えてくれるのだろうか。コーヒー屋は生豆を焙煎して売ったり、カフェスペースでコーヒーを提供したりしているからこそ、それで利益を得て、営業を続けていけるはずだ。コーヒーを一般人が当たり前に焙煎して、家で楽しむようになってしまったら、カフェの営業は立ち行かなくなり、自分で自分の首を絞める結果になるだろう。
僕は最初、そんな風に思っていた。
しかし、この疑問の答えは、ハマさんの別の動画で明かされていた。

ハマさんのyoutube活動の原動力は、「コーヒー業界に革命を起こす」こと。どんな革命かというと、「コーヒーは鮮度が命の食品であり、焙煎したてのコーヒーが一番おいしいことを一般人に知ってもらいたい、そして誰もが気軽に生豆を焙煎し、おいしいコーヒーを自宅で飲めるようにしたい」というもの。ハマさん曰く、現在のコーヒー業界は利益のために、焙煎後のコーヒーの鮮度が、味に与える影響がとてつもなく大きいことはひた隠しにされ、情報操作されているという。
店頭では当たり前に粉にされたコーヒー豆が販売され、その賞味期限は数か月も先に設定されている。自家焙煎をうたうコーヒー屋が焙煎してから数週間経った豆を普通に販売している。

コーヒーの見聞を深めた今の僕はハマさんの感じる憤りを完全に理解できる。粉になって売られているコーヒーの風味のなさ、そして雑味の多さは耐えられたものではない。こういったコーヒーが普通においしそうなパッケージで販売されているから、一般の消費者の間でコーヒーは苦いだけの飲みもの、という共通認識がしかれ、コーヒーという素晴らしい趣味への間口が狭まっているのだ。
そこでハマさんは、従来少人数制の焙煎教室という形で提供してきた焙煎のノウハウを、最初は利益度外視でyoutubeで公開し、より多くの人に焙煎の方法を知ってもらう活動を始めたのだという。
今ではハマさんのチャンネルは登録者数3000人を超え、広告による収益化が可能な規模にまで大きくなっている。

このハマさんの活動を見て、改めてyoutubeというプラットフォームがもたらした影響の大きさとその利便性を思い知った。「焙煎には興味があるけど、お金と労力を費やしてまで習いたくはない」一般の消費者と、「コーヒー豆の焙煎の敷居を低くして、多くの人に焙煎をやってもらいたい」コーヒー屋。コーヒー屋さんは商売をしないと経営が立ち行かないから、従来ならこの両者を介在するビジネスモデルが存在しなかった。しかし、youtubeというプラットフォームが生まれ、広告費を企業がクリエイターに払うという形でビジネスが成立したことで、どうだろう、この両者はたちまちwin-winの関係になったのだ。

今まで僕は、youtubeは人の注目を浴びてあわゆくばお金を稼ぎたい人がやるものだと思っていた。しかし実際は、明確に伝えたいことを持っているインフルエンサーにこそ、親和性の高いメディアだと気づかされた。

これは、僕のような人間もぜひ活用するべきだと思った。僕は、「若い選手がもっと当たり前にパワートレーニングを行えるようにしたい」という目標を持っている。現状、パワートレーニングに対する最先端の知識を持っている日本人は片手で数えるほどしかおらず、パワーメーターを使っていても、コーチをつけてきっちりとパワーをベースにしたトレーニングを行っている選手はプロ選手でも数えるほどしかいない。パワートレーニングに関する商材やトレーニングメニューは学生にはなかなか手の出ない高値で市場に出回っており、パーソナルコーチングは最低でも月3万円を要する。
こんな状況ではいつまで経ってもパワートレーニングが当たり前にならないので、利益度外視でパワートレーニングのノウハウを伝えるサイトやメディアが必要だと考えている。実はそのためのサイトのドメインももう取得してあって、僕にちゃんとした知識がついたら、youtubeのチャンネルも開設するつもりである。

全ては日本の自転車競技の競技力向上のために。今できることを少しずつ。着実に。

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