自転車選手の雨の日の練習

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パーソナルコーチにトレーニングをお願いしていると、天気予報はずれの雨に泣かされることがある。
基本的には、コーチがメニューを送ってくる前の段階で、重要な測定を予定したい場合などは、コーチの方から向こう1週間の天気予報を聞いてくれるので、全力の測定を室内で行うことはない。しかし、雨で室内で練習をするからといって、練習時間が短くなったり、メニューの強度が下がったりすることはない。5時間を予定する日が雨なら5時間ローラーにのるし、そこに20分のメニューなどがあっても関係ない。

個人的な感覚だが、5時間ローラーに乗ることが抵抗なくできてしまう選手はプロでも少ない気がする。だからと言ってどうというわけではないが、僕が5時間のローラーも抵抗なくこなすことができるのは、自転車へのモチベーションの持ち方が人と多少異なるからかな、と思っている。

ローラーに乗っているときに僕が考えていることは、無。何か考えているようで、何も考えていないというか。もともとボケーっと思索にふけりながら時間を過ごすことが好きなので、気づいたら何時間も経っていることも多い。
大学に通っていたころは、講義に関するビデオ教材などがあればそれを視聴することも多かった。またこのホームページを作るために多少のHTMLやCSSを勉強したときは、室内の練習時間を活用してyoutubeでノウハウを得た。

それでいえば、苦しいメニューを実践するときのメンタルの作り方も自分なりのやり方があって、これは、DVを受けている子供の心理だとどこかで聞いたことがあるのだが、苦しいことをしている自分を客観視する別の自分がいて、そこからメニューをしている自分を眺めている、という構図を作ることによって、メニュー中の苦しみを半減させることができる。苦しいメニューの終わりがなかなか来ないのは、終わりが来ることを願うからであって、何も考えていなければ、気が付いたら終わっているものだ。

室内のトレーニングは外を走るときに比べてパワーが低く出るからいやだ、という声もよく聞く。しかし個人的な感覚では、トレーナーを使うからと言ってそんなに大きくパワーが低く出ることを感じたことはない。ダンシングで大きくバイクを振ることができないので、その分のパワーを出すことはできないかもしれないが、シッティングではそんなに変わらないというのが、僕の感覚だ。コロナでzwiftでのトレーニングを始めた人は、zwiftのレースでは実際のレースとそんなに変わらない、またはレースを上回るパワーが出ていた、なんてこともあったのではないだろうか。トレーナーでの練習でパワーが低く出るというのは、そういう風に思い込んでいるからだ、と僕は思っている。

雨の日に外に行くか、室内での練習に切り替えるか、というのは選手のなかでも考えが分かれるところだ。僕は比較的簡単に室内に切り替えるタイプだ。雨の中で外で練習するメリットとデメリットを考えると、僕はデメリットの方が大きいと考えているから。
雨の中ではタイヤがグリップを失いやすいし、それをレース中は言い訳出来ないからといっても、通常の練習では車が走っているので、背負うリスクはその分大きくなる。身体が冷えて風邪をひくリスクもあるし、路面の汚い砂利を口含むことで感染症になるリスクもある。トレーナーでの練習で練習の質が落ちるとは感じない自分にとっては、雨の日にわざわざ外で練習する理由は何もないのである。

梅雨の時期はじめじめして気温も高く、不快指数が高くて爽快な気分になることも少ないが、そんな中でも室内練習を楽しむ気持ちを忘れずにトレーニングと向き合っていきたい。

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